昔からなんとなくエッセイが書きたかった
僕が初めてエッセイと出会ったのは中学校の時の「読書の時間」だったと思う
毎朝十分間本を読むというアクティビティだったが、読む本は自由だったのであんまり硬い本を読んでも仕方ないと思った僕は、近所の図書館にいって気の向くままに面白そうな本を探してみることにした
その時に見つけたのが阿川佐和子と檀ふみの対談だったと思う
今思うとなぜ男子中学生だった自分がこの本を選んだのかは謎だが、とにかく何も考えずに読めるのが心地よかった
参考書は頭を使うし小説は感情を揺さぶられる
そういう意味ではエッセイは心からリラックスして読むことができる稀有なジャンルだ
そんなわけで中学生の時は比較的エッセイをよく読んでいたのだが、高校に入って受験が始まるとそんな余裕も無くなっていった
大学生になるとそもそも本を読まなくなってしまって、自堕落な日々を過ごしていた
そう考えるとエッセイを読めるというのはある意味適度な緊張感がある状態なのかもしれない
自由すぎてもいけないし不自由すぎてもいけない
いつのひか自分のエッセイ本が出せたらいいなと思いつつ、こうしてコツコツとネタを書いてみる